
資格取得でスキルシェアを活かすには?メリット・デメリットも解説!
資格取得の勉強をする際、多くの人は専門学校や通信教育を思い浮かべるかもしれません。
しかし、時間やコスト面からスキルシェアを活用する人も増えてきています。
手軽ということも利用者増加の理由の一つでしょう。
ここでは、資格取得の際のスキルシェアについて解説します。
メリット・デメリットについてはもちろん、利用する際のポイントなどについても紹介するので参考にしてください。
1. スキルシェアのメリットとは
資格取得のための勉強方法の1つとして、スキルシェアを利用する人が増加しつつあります。
それは以下のようなメリットがあるからでしょう。
・わからない部分だけ教えてもらえる
・利用料が安い
・時間に縛られない
それぞれのメリットについて解説します。
資格勉強の方法としてスキルシェアを考えている人は、参考にしてみてください。
1-1. わからない部分だけ教えてもらえる
スキルシェアを利用すれば、わからない部分だけ教えてもらえるというメリットがあります。
例えば通信講座の場合、基礎から応用編までセットになっているケースが一般的でしょう。
基礎知識はあるけれど、その知識を応用する方法が知りたいという場合には不向きかもしれません。
スキルシェアの場合は、自分が知りたい部分だけ教えてもらえます。
「それはもう知っている」などのような知識は理解している前提なので、ピンポイントでの知識だけを望む場合には便利でしょう。
1-2. 利用料が安い
利用料が安い点も、スキルシェアのメリットの1つです。
資格取得のための学校の場合、年間で100万円を超えることもあります。
学校よりは手ごろな価格の通信講座でも、1万円を超えるケースは多いでしょう。
スキルシェアは、そこまで高くありません。
内容にもよりますが、安いものなら数百円のサービスもあります。
資格取得のためにあまりお金をかけたくないという場合には、便利なサービスといえるでしょう。
1-3. 時間に縛られない
スキルシェアを利用することで、時間に縛られないメリットも得られます。
例えば通学スタイルの学校の場合、授業が始まるまでに学校へ行かなければなりません。
また授業は1~2時間単位で行われることが多く、その時間は拘束されることになります。
通信講座の場合は、これに限りません。
動画視聴で講座が進むスタイルなら好きな時間に講座動画の視聴が可能です。
ただし動画の内容にもよりますが、1動画90分のようなケースもあり、その時間は拘束されます。
また、通学スタイルも通信講座の場合も月・年単位での継続した学習が必要でしょう。
1回の学習時間は短くても、長期間にわたって拘束されることに変わりありません。
スキルシェアなら単発で終わるケースがほとんどです。
仮に1回の学習時間が1~2時間であったとしてもその1回で終了することが多く、つき・年単位での拘束はないでしょう。
時間に縛られたくないという場合には、利用価値が高いサービスといえます。
2. スキルシェアのデメリット
スキルシェアにあるのはメリットばかりではありません。
利用する際には以下のようなデメリットがあることも理解しておいたほうが良いでしょう。
・スキルレベルに差がある
・悪質な影響者に遭遇するリスクがある
・スタートまでに時間と手間がかかる
それぞれのデメリットについて解説するので、参考にしてください。
2-1. スキルレベルに差がある
スキルシェアの提供者は、講師ばかりではありません。
その多くは趣味や副業を目的とした人が多いでしょう。
講師なら人に教えることを仕事にしていることもあり、高いレベルのスキルや知識を有しています。
また「教える」スキルのレベルも高いため、わかりやすく説明してくれるでしょう。
しかし、講師以外のいわゆる一般人の場合は必ずしもスキルレベルが高いというわけではありません。
提供する場は一定のレベルを求めているわけでもないため、想像していたよりもスキル・知識が極端に低い場合もあるでしょう。
2-2. 悪質な提供者に遭遇するリスクがある
スキルシェアで提供する人たちは、優良な人ばかりではありません。
なかには悪質な提供者も存在します。
例えば、ある程度の知識やスキルは提供してくれるけれども最終的には個人的に運営しているサロンや講座に誘導するといったケースも見受けられます。
なお、このような場合はスキルシェアで契約した金額に見合う知識やスキルを提供してくれないことがほとんどでしょう。
2-3. スタートまでに時間と手間がかかる
スタートまでに時間と手間がかかる点も、デメリットといえます。
学校や講座の場合、学習時間や期間別にいくつかのコースが用意されています。
利用者はコースの内容を確認しながら、用意されているコースから選ぶだけです。
しかし、スキルシェアの場合は提供する側にも別の生活があるケースがほとんどです。
そのため、利用者側と提供する側の時間などのタイミングを調整する必要があります。
状況によってはスケジュールなどの調整に時間と手間がかかり、早く学びたいのに教えてもらう段階までなかなか進まないということもあるでしょう。
3. スキルシェアの上手な利用方法
スキルシェアにはメリットもあればデメリットもあります。
その一方で、資格取得の学習方法としてスキルシェアを活用する人が増加傾向にあるのも事実です。
利用者が増加傾向にあるのは、上手に活用している人がいるからといえるでしょう。
主な利用方法のポイントとして以下の3つがあげられます。
・評価のチェック
・口コミのチェック
・提供内容の確認
それぞれのポイントについて解説するので、参考にしてください。
3-1. 評価のチェック
スキルシェアを提供しているサービスのなかには、評価が一目でわかる項目があります。
これを必ずチェックしましょう。
評価を表示パターンとして主に以下の2通りがあげられます。
・数字
・星マークの数
数字の場合は値が大きく、星マークの場合は★の数が多い場合が高評価とされるでしょう。
ただし、数字の値や星の数だけのチェックでは不十分です。あわせて利用者の数も必ずチェックしてください。
例えば利用者が1~2人の場合、その人たちが高い評価をすれば当然提供者の総合的な評価は高くなります。
しかし、利用者数が100人いたとすればどうでしょう。評価が高ければ、多くの利用者がその提供者に対して満足したことがわかります。
なかには不十分だったと感じる人もいるでしょう。
しかしそれを上回る人数の人たちが満足しているわけですから、優良提供者と判断できます。
3-2. 口コミのチェック
スキルシェアのなかには口コミを表示しているところもあり、利用する際の重要な目安になるので必ずチェックしてください。
口コミは実際の利用者の生きた声です。
数字や星の数だけでは判断が難しい実際のサービス内容についての感想も書かれています。利用する際の参考になるでしょう。
口コミをチェックする場合は、良い内容ばかりに注目しないでください。
必ず低い評価やあまり良くない感想の口コミもチェックしましょう。
サービスの良し悪しは人によります。
その一方で悪い評価にはそれなりの理由があり、なかには「なるほど」と思えるものも多数あるので参考にしたほうが良いでしょう。
3-3. 提供内容の確認
提供内容についても必ず確認することをおすすめします。
ある程度の提供内容については、サービス内容などに記載されているでしょう。
しかし、実際に利用してみたら違っていたということも多くあります。
提供内容を確認する際は、必ずメールやメッセージ機能などを活用して直接確認してください。
自分はどのようなことを知りたいのかなど、希望や質問を送ると良いでしょう。
サービス内容に記載されている事項と実際の提供レベルの相違をなくすためには、重要な手順といえます。
確認作業には時間がかかることもありますが、上手に活用したい場合には必ず行ったほうが良いでしょう。
4. 資格取得にスキルシェアを利用するなら事前確認が重要
資格取得に特化したスキルシェアのメリットやデメリットについて解説しました。
通学や通信教育と比べてコストパフォーマンスが良いなどのメリットがある一方で、提供者側のレベルに差があるなどのデメリットもあります。
メリットばかりに集中せず、デメリットについての理解も深めたうえで利用したほうが良いでしょう。
上手に活用したい場合は、確認を怠らないでください。
直接質問するなどの手順を踏みましょう。時間と労力がかかる方法ですが、優良提供者を見つけるためには欠かせません。
失敗しないためにも、十分な事前確認をしてから利用しましょう。